世界には陰と陽があり、その狭間で両者の関係を保つものがいる。
彼らは人だが、闇の住人と語らう事が出来た。気を鎮める術を、あるいは闘う術を持っていた。
ある者は体術で、ある者は不思議な力で。
それは、遙か遠い過去のお伽噺ではなく、現在も脈々と受け継がれている。
彼らはしのび。郷者と呼ばれた。
その郷者と、彼らが「外鬼」と呼ぶ陰獣。両者の間には、特別な協定が存在した…。
先代の一〇番「重」をめぐるエピソード。
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かさね 上巻
2009.02.15.発行 A5・40P・400円
掲載版に加筆修正を加えた「かさね」上巻。序章から三章後編までを収録。
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