世界には陰と陽があり、その狭間で両者の関係を保つものがいる。 彼らは人だが、闇の住人と語らう事が出来た。 気を鎮める術を、あるいは闘う術を持っていた。 ある者は体術で、ある者は不思議な力で。 それは、遙か遠い過去のお伽噺ではなく、現在も脈々と受け継がれている。
彼らはしのび。郷者と呼ばれた。